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013 1987-03-26 (03-18) Erich GOLD, FRG


3月18日発、オーストリアとの国境近くの西ドイツから二人の娘さんを持つゴールド氏(52才)が、数キロに及ぶ ヨーロッパで最も長い城だという素晴らしい絵ハガキと共に次のように書いてきた13番目の手紙である。 ドイツ語と日本語は全く異質の言語だと私は思うのだがザメンホフ博士の考案した簡潔で素晴らしいエス語 のおかげで、今こうして日本の見ず知らずの君と意見を交わすことができることに大きな暮ぴを感じている。 きっとエス語が人々の心を捉えると私は確信している。残念ながら私の町には他にエスペランチストはいないが、 私の背広の襟にはエスペラントのシンボルである縁の星のバッヂをいつも着けている。文通と雑誌購読が 私のエス語学習方法だ。
私は科学工場で働いている。音楽が好きなので工場のブラスバンドでトランペットを演奏している。以前は チェコに住んでいた。政治的に無理やり分離されたヨーロッパの国々について、君がどれほど理解しているか 私は知らないが、興味があるなら今度書こう。私の姓ゴールドは「金」を意味するが、そんなに高価な金属など 個人で一度も所有した事がない。親愛なる友よ、君はどんなテーマに興味を抱いているのか。 同封の絵ハガキ3枚はエス語だけで印刷されていた。
封筒の中には、電気機関車のチェコ切手3枚、飛行機のアメリカ切手1枚、貝殻の切手3枚、飛行機のドイツ 切手1枚、その外に3枚入っていた。ミュンヘンの町の絵ハガキは普通の絵ハガキと違っていて、少し斜めに して光を当てるとキラキラと輝く珍しいのだ。
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