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060 1987-05-25
Triin Sulger,
Estonio bk, Let
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5月25日に60番目の手紙がソ連のタリンから、7日間の飛行機の旅だ。野草の絵の切手が可愛らしく、 自然とスポーツが好きだというエストニアに住む14才の女学生で教師から私の住所を教えてもらったという。

 丁寧で流れるような横文字が、細縦長の小鳥の絵の便箋に見事に並んでいる。絵ハガキが素靖らしく、 真夜中のトラの子の絵と雪の申のキツネの絵だ。お礼の手紙を出したが、その後返事がなかった。 12月20日にクリスマスカ一ドを入れた封筒が届き、洋画を題材にした大きな切手が4枚も貼ってあった。 郵便局の会合で切手にうるさい会員に見せたら、皆が素晴らしいと驚いてばかりだった。

 3月4日また野草の切手を貼った手紙が着いた。毎月私の職場にやってくる保険外交員のおばさんから 貰うアルミニウム製の腕時計用カレンダーを送ってやったが、残念ながら彼女には届かなかったらしい。 おまけに封筒も開けられていたという。かなしい事実である。

 冬は厳しく零下15度から20度になるという。二匹のネズミ(実験用のネズミと書いている)を飼っているが、 あなたは何を飼っているのかと尋ねたので、アパート住居は犬や猫を飼うことを禁止されているのだと返事した。

 以前送った手紙を受取ったのかと心配して聞いてきたので、到着した日付を知らせた。外国との文通の 自由がどれほど許されているのか知らないが、ソ連は共和国であり、夫々の国によってかなり異なるようだ。 リトワニアのアルーナス君とは何の支障もなく続いているのに。

 この少女の名前も残念ながら記すことが出来ない。最後の封筒には鹿の絵ハガキが入っていた。本当に 自然を愛する少女にちがいない。

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