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07 : 新カリキユラム


   『総合的な学習の時間』を設けた意味を理解し、最重要課題と受けとめ、
   児童・生徒本人が、はば広く興味を持って学習に取組む教育環境づくりに徹し、
   幼児家庭教育の延長線上に、学校教育を位置付けて、
   地域と一体となった地方行政の教育施策を、積極的に展開すべきです。

   21世紀の教育では、これまでのように教師が児童生徒へ知識を伝える教育から、
   180度逆転させた考え方に立ち、
   児童生徒が抱く疑問の解決のための助言を、教師が提供する教育に変わります。

   従って、
   教師は幾つもの教科を担当するのではなく、得意とする専門の教科のみ担当し、
   専門教科教室へ、児童生徒が出かけて授業を受ける。

   生徒が一斉に同じ授業を受けるのではなく、
   自分が選らんだ教科の教室で、教師から助言をもらう自学習を基本の形とし、
   連続して授業をすることも可能になる。

   今までのように時間割はなく、夫々の教科を1年間に何処まで学習するかを一応決める。
   ただし途中の休憩時間や昼食時間のため、その区切りの周知(ベルやチヤイム)を行う。
   教師は、生徒の学習進捗状態を常に把握し、必要により助言を行う。

 (1) 基本構想(1)
 1  〔教科書をまず読んでみる:説明と自学習〕 児童生徒の力に順じた学習

 2  〔『総合的な学習の時間』を多くつくる〕  新教育の理念を重視(土曜日特別教室の開校)

 3  〔補助教員を配置する〕  児童生徒数15~20名の小人数学習

 4  〔学校になれる〕  幼稚園児生活習慣の延長上にある小学一年生の学校生活

 5  〔授業に集中する〕  学習に集中できる30分間授業時間と15分休憩移動時間

 6  〔試験から開放する〕  ニ学期制度の導入

 7  〔落ち着いた学習環境をつくる〕  足裏が床についた椅子高の調整

 8  〔衛生的な教室をつくる〕  ハクボク使用の廃止(ホワイトボード方式へ切換)

 9  〔ひとりひとりのIT学習を推進する〕  (将来)パソコンによる個別学習システムを採用

 10  〔更なる学習を支援する〕  学習資材の無料提供(NHK-TV放送の教育番組の録画教材)

 

  (2) 基本構想(2)
  1) 小学校
 1 1学年の1学期  あそびの中で自由に学習する(絵本・工作・音楽・運動など)

 2 1学年の2学期以降  午前=4回授業、 生徒が興味ある教科を選択学習
 午後=『総合学習』(個人テーマ別学習)

 3 2学年  午前=4回授業、 生徒が興味ある教科を選択学習
 午後=『総合学習』(個人テーマ別学習)

 4 1,2学年  ローマ字入力(ワープロ・パソコン) 、速読、パソコン操作(マウス操作中心)

 5 3~6学年  午前=4回授業、 午後=2回授業

 6 3~6学年の特別教室  学級新聞の編集(毎週発行をグループで担当)

 7 5,6学年の特別教室  学校新聞の編集(毎月発行を編集班(本人申請)で担当)

 8 3~6学年  速読、パソコン操作(マウス)

 9 全学年  読書カードの作成
    1,2学年 書名・頁数・読書年月日
    3~6学年 書名・頁数・読書年月日・著者名・分類コード


  2) 中学校
    全学年  日常の授業や土曜日の特別教室でテレビ録画教材を多用 


  3) 教室備え付けの教科書
    全学年 1学年上の教科書一式を全教室に配備し、向学心の旺盛な児童生徒が見れるようにする。
  例:3年生の教室には4年生の教科書も一式配備し、6年生の教室には中学1年生の教科書がある。

 

 (3) 時間割
    最近の児童生徒が学習に集中できる時間は、30分が適当である。
    教科毎に専門の教室を持つので、教室へ児童生徒が移動する時間は、10分では短すぎる。

  1-1 平日〔6時限・7時限授業〕の時間割 (午前)
    登校 HR 読書1校時2校時3校時4校時昼食

開始時間 08:30  08:40  08:50  09:15  10:00  10:45  11:30  12:15 

終了時間       08:50  09:05  09:45  10:30  11:15  12:00  12:30 

休憩移動             09:15  10:00  10:45  11:30          13:00 


  1-2 平日〔7時限授業〕の時間割 (午後)    

   5校時6校時7校時掃除HR

開始時間 13:00  13:45  14:30  15:15  15:30 

終了時間 13:30  14:15  15:00  15:30  15:45 

休憩移動 13:45  14:30  15:15     


  1-3 平日〔6時限授業〕の時間割 (午後)
    5校時6校時掃除HR

開始時間 13:00  13:45  14:30  14:45 

終了時間 13:30  14:15  14:45  15:00 

休憩移動 13:45  14:30     


  2-1 土曜日〔4時限授業〕の時間割 (午前)
    登校 HR 1校時2校時3校時4校時 掃除

開始時間 08:40  08:50  09:15  10:00  10:45  11:30  12:00 

終了時間       09:00  09:45  10:30  11:15  12:00  12:15 

休憩移動       09:15  10:00  10:45  11:30          


  3-1 放課後特別学習〔2時限授業〕の時間割  

    5校時6校時掃除HR特学1特学2

開始時間         15:15  16:15 

終了時間              15:00  16:00  17:00 

休憩移動           

 

 (4) 新カリキユラム(提案)
(1) 児童生徒が探したテーマ毎に記録票(仮称)を作成する。
(2) 児童生徒は各疑問毎に階段1ステップとし、「階段の木」を管理する。
(3) 疑問の解決について教師に報告し、教師の質問などを受けて、本人が納得できれば達成(クリア)とする。
(4) 各疑問を解決する過程で、新たな疑問が生じた場合は、新しい別の階段を木の枝のように伸ばす。
(5) 疑問の内容の大きさ・幅広さを教師が受けとめて、木や枝の太さを設定し、記録する。
(6) 一つのテーマが終了した時点で気づいたこと・驚いたこと・失敗したこと等を児童生徒自身が記録する。
(7) 次ぎのテーマを探したら、新しい記録票で、取組を始める。
(8) この記録票は、フアイル等に綴じて保管し、上級学年へ持ちあがる。
(9) 従って、テーマは単年度で終了しない場合は、継続して進級学年でも取り組むことが出来る。
(10) この記録票のフアイルは、小学校 → 中学校 → 高等学校 と継続して使用する。
 

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