04 : IT時代に同期
IT(インターネット・テクノロジー)時代は、車社会がやつて来たのと同様に、避けて通れません。
都会と地方との教育環境の差を、限りなく少なくしてくれる道具でもあります。
いかに上手く利用するかで、生涯を通した仕事や遊びの充実度は違つてきます。
(1) 時代の推移
1 だれでもパソコンを使用する時代がやってきた。
2 地方でも都会と同じ内容の教育を受ける機会が創られる。
3 紙を使用しない(ペーパーレス)社会に移行している。
4 インターネツトで授業が始まる時代に変わる(オン・デマンド学習)。
5 調べたいことに関する色々な資料を、インターネツトで探すことができる。
(2) IT関係設備
この数年で大きく精度が向上するので、極力既設備や休眠品の活用をすべきです。
1 パソコンLAN構築
教育委員会(町役場)+各小中高等学校+教育関係部署
当面はインターネツト利用(通話料金込みの定額使用料で使用時間制限なし)
2 パソコン購入促進
10万円無利子貸付10ケ月(5月~2月)返済(給与天引方式)。
係長職以下の教育関係職員を優先。
当初計画額=300万円(30人を支援)、予備費で運用。
3 小中学校の回線
児童生徒数100名当たり1回線設置。 使用料金は行政側で負担。
1回線に数台のパソコンをマルチ接続。
4 民間CATV等の利用
無料又は一定時間契約での地域教育情報放送(行事予告や取組み状況を住民へ周知)
通信回線を利用できる場合は、町内LAN構築が可能。
5 将来の回線設備
すでにアナログ回線対応の新機種が開発済み。
(3) パソコン運用管理
1 専門担当者の配置
2名(できるだけ職員)を教育委員会所属とし、町内の全てのIT相談にも応じる。
〇掲示板の運用 〇ホームページ作成と維持管理
〇パソコン故障(ウイルス対策等も含む)やパソコン購入の助言。
〇ソフト購入助言 〇ソフト操作支援。
2 地区技能者の把握
中学生以上のパソコン技能者を各地区で把握し、教育委員会(社会教育担当)で登録。
〇各地区集会所を利用して操作指導などに協力(無報酬ボランテイア)
〇地区内での一斉講習担当時は、地区で少額報酬を支給しても良い。
〇町主催の講習会指導者及び助手には、町より少額報酬を支給できる。
(4) 操作技術の向上
テレビなどの学習番組を大いに活用すべきです。
1 小学校
(1) 1、2学年 ローマ字学習(ワープロでローマ字入力ができるようになる)
〔機器の調達〕 各家庭で所有の休眠機器を提供してもらう。
〇ステツプ1 単語入力(物の名前など)
〇ステツプ2 短文入力(挨拶言葉など)
〇ステツプ3 5行日記(日々の出来事)
〇ステツプ4 作文(なんでも)
〇ステツプ5 絵本等のローマ字ほん訳(なんでも)
※ ステツプ2まで終了者は、パソコン操作(オフラインでカーソル移動(ゲームなど)になれる)
学習教材などのオフライン操作などを自由使用させる。
(2) 3、4学年
インターネツト(当面は、校内および町内範囲でのメール)
(3) 5、6学年
インターネツト(当面は、検索や国内の他学校とのメール交換など)
※ 外国との通信は、学校が許可した場合のみ可能(海外姉妹校及び友好校との文通)
2 中学校
(1) 全学年 インターネツト(当面は、検索や国内の他学校を含む範囲でのメール)
〇ホームページ作成と更新(各クラス毎に作成し、その下に生徒分をつくる)
〇スキヤナーからのとり込み及び加工
〇入手情報の音声合成化(声で聴く)
〔上達者〕 ●表計算(簡単な表)
〔上達者〕 ●プログラミング(ソフト作成)
※ 外国との通信は、学校が許可した場合のみ可能(海外姉妹校及び友好校との文通)
3 教職員
(1) 全教員 IT機器を事務道具として使用
〇ワープロ操作
〇インターネツト(検索やメール交換)
〇表計算
〇各担当教科のホームページ作成と管理
4 町民
(1) 高齢者(自宅生活) 希望者宅を訪問して地区技能者が指導及び支援
(2) 小中学生 基本的には学校で習得
(3) 一般町民 地区集会所を利用して操作指導及び支援
(5) インターネツトの利用
1 学校と教育委員会との間
(1) 小中学校と教育委員会との指示文書等は、全てメール授受にする。
(2) 会議資料は、全て事前にホームページに掲載する。【会議開催の1週間前】
(3) 各学校は取り出して検討、または案件関係者がホームページをのぞく。
(4) 会議出席者は、事前に質問事項や提案事項を簡単にまとめメールで報告する。【会議開催の
3日前】
(5) 主催者は質問に答え、提案事項などは整理してホームページに掲載する。【会議開催の1日
前】
(6) 会議当日は、主催者が整理した事項のみをプリントして配付する。【会議当日】
2 教育委員会と住民との間
(1) 教育委員会のホームページに掲載 情報公開
(2) 住民からの意見は、掲示板へ反映 住民相互の意見交流
※ メールの発信は、発言責任を明確にするため、実名で行うことを基本といます。