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05 : 相対評価と絶対評価


   これまでの多くの反省をもとに、教育指針が大幅に変わりました。
   従つて、評価方法もこれまでのやり方では対応出来ません。
   広い見地に立つた、画期的な評価方法の提案が必要です。

 (1) 評価について
  1 評価は、あくまでも目安に過ぎない。
  2 評価の基準は、評価する人の目により変化する。
  3 相対評価   同じ学級の中など、ある範囲内で比較した相対的な達成度とするもの。
  4 絶対評価   試験の成績(点数)など、結果値を絶対的な達成度とするもの。
   〇絶対的絶対評価(試験の点数そのもの) 〇階層的絶対評価(点数の段階毎の評価)
  5 総合評価   相対評価や絶対評価の欠点を補う要素を加味して達成度とするもの。
   〔各教科毎の評価点〕  〇普段からの学ぶ態度 〇理解度 〇積極性 〇その他
   〔年間通しての評価点〕 〇協調性 〇リーダー性 〇観察度 〇他人への配慮 〇その他
 

 (2) 評価の問題点

  1 ひとりの教師が、クラス40人の生徒を評価する十分な時間と能力を持てるか。
  2 50年前の教師たちは、十分な評価を出来なかったか。
  3 絶対評価の精度を上げるためには、全員対象の同一試験が必要とならないか。

 (3) これからの評価
  1 個人別評価  何に優れているか。→ (最低)ひとり一達人
   〇各ジャンル 絵、紙芝居上演、朗読、歌唱、演奏、窓拭き、
   雑巾かけ、クイズ、余興(お笑い)、演芸、指揮など。
   〔クラスの全員で推薦〕
  2 発表場設定  学校内達人大会 ← (年に2回、3日間ほどかけて行う)
   〇大会内容は、全て各分野の達人が会議で決める。
   〔例〕囲碁 → 9路盤、15分勝負、予選はグループ別リーグ戦。
      審判 → 町内の囲碁愛好者が担当(ボランテイア)
   〇これらの検討、打合せは、放課後を利用して事前に行う。
     世話人 ← 上級生。
  3 試験の成績  点数を記録するのみ。
    ただし、学校内での教科別及び合計点数の一覧表を作成し本人に渡す。
   【例 : 試験成績表】
  氏名欄は全て空白   教科1 教科2 教科3 合 計  順番    氏名
  本人の名前を記入     90*  83  100       258   01   山田太郎(90+72+96)
  して渡す         88   72*  96*  256     02

〔例〕山田太郎*       78   56   95   244   03
                59       82   1    04

     ※ 上記の試験成績表で、自分の名前が書かれた合計が成績であり、
     最右端の順番で、校内での成績順が分かることになる。
     氏名の右の点数で書く教科毎のの成績順位が分かる。
     この表は絶対評価を表しているが、相対評価も分かる。

  4 評価カード

   『終わりのない階段の木』(仮称)による評価を行う。
   ※ 詳細な解説は、『新教育とカリキュラム』をご覧ください。
   〇『総合的な学習の時間』の評価と同じ方式に切り換える。
 

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