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第97回九州エスペラント大会配布参考資料

作成者:エスペラント伝習所須恵

 

     九洲エスペラント大会に関する個人の意見と提案。

 

エスペラント伝習所須恵の橋口成幸です。

 九州エス大会開催準備の経験者が少ない地方エス会が、準備をされる場合、多少の準備不足があっても仕方が無いといえます。しかし大会前日に貰った大会資料をみて不足部分や変更すべき点があれば、発見した人が司会者へ申し出れば出席者に報せることもできます。

 過去に kel-d に提出した意見や提案を拾い出して作成しました。

 

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2012年作成。

 

1.改善したら良い点。

(1) 大会会場は、広い部屋を準備すべきだ。

 〔理由〕途中でテーブルを並べる手間と時間がいらない。部屋の使用料はKELの援助金(3万円)で不足ならば、

  KELから超過分をだしても確保する。

(2) 大会プログラム印刷前に、第三者の点検が必要だ。以前に開催した自エス会の資料を参考に出来る。最終点検は

  KEL事務局が担当しても良いし前年開催地からの資料も参考になる。

(3) KEL事務局の活動報告がなかったのは残念だ。特に三役の更新、規約検討、引継ぎ作業など問題点もあり、何よ

  りもh現在登録されているエスペランテイストの数が不明だ。プロトコーロを必ず作成し、記載すべきだ。

  プロトコーロはKEL参加の地方エス会にも配布し、大会参加しなかった会員にも読んでもらう。  

 〔理由〕一般会員に「九州エス連盟」の活動を理解してもらう良い機会にもなります。衰退するエス会や新しく

  活動を始めたエス会の情報は必要です。

 

2.提案したい点。

(1) 大会プログラムは、全て録画・録音を前提とする。そのためには、録画・録音のコピーを地方エス会へ配布する

  旨、講演依頼時に講演者へ伝え事前に了承をえておく必要があります。

 〔理由〕身近なKEL大会状況を、 大会に参加しなかった会員に知ってもらうことは、次回への参加を促す動機に

  もなります。大会そのものの宣伝にもなります。

(2) 何らかの「エスペラント展示」を計画する。開催担当エス会が展示内容を考え計画する場合は、開催地エス会所

  有物の展示が最も良いし、展示物がなければ JEI や KLEG や個人から借用も出来ます。開催担当エス会が展示を

  しない場合、参加者から展示をしたい希望があれば、スペースの確保をしてやればよいことになります。最悪

  会場内の壁を利用したり、テーブルやパネルを置くことも出来ます。

  大会に寄せられたメッセージの掲示も立派な展示だと思います。

 〔理由〕 「エス語で何が出来たか」の証です。以前福岡エス会では、外国のエスペラント団体(53団体)と

  「写真」の交換をネットで行い、会場の壁に掲示しました。

  1. エスペラント関係書籍の販売も出来れば欲しい。しかし今回の会場スペースでは無理だと思います。私(橋口)は、事前に個人の書籍販売希望を熊本エス会へ申し出てテーブルを確保しました。ただ開催地が大規模に販売するのには準備が必要です。方法は JEI や KLEG に相談して、適当に本を選んでもらって送ってもらい、値付けをして収支管理をしなければなりません。

  私や belmonto さんのように個人販売を許可すれば準備は不要です。

 〔理由〕新しく出版された書籍を手にとって見れる。購入したい本があれば JEI や KLEG へ事前に注文すれば、送

  料なしで買える。他人へ譲りたい個人所有の書籍を「安価」で提供できる。

(4) 各地方エス会の機関誌の展示をすべきだ。KEL事務局には各地方エス会から機関誌が送られてきます。その1年

  間分を各地歩王エス会ごとにしてテーブルの上に展示します。

 〔理由〕 各地方エス会は機関誌の交換を行っていると思いますが、例会に参加しなかった会員や参加できなかっ

  た会員は、他エス会発行の機関誌を見る機会がありません。何よりも初めて参加した人には役立ちます。そし

  て自エス会機関誌発行に関心が深まります。

(5) 各地方エス会は一年間の活動をA4用紙片面最大1ページ分のデータ量で大会開催地方エス会へ報告する。(テキ

  ストデータで提出し開催エス会が纏めてプロトコーロに載せる。)

 〔理由〕九州エス大会に参加する各地方エス会の活動を深く知る機会になります。JEI が纏めている「エスペラン

  ト活動年鑑」には、記述出来る事項が決められていて、もっと詳しい報告ができてない。以前は自由に詳しく

  記述できたのに、「長文不要の発言」賀JEI会議であり制限される様に変わってしまいました。

(6) 大会開催地の一般の人々に積極的にエス語を宣伝。マスコミによる大会開催の取材、宣伝は必要です。

 〔理由〕連盟委員会でも発言しましたが、エス語に関する資料の贈呈やエスペラント展の開催は有効です。JEI 発

  行の「発見!エスペラント 魅惑の言語」は1部100円。開催地の市民100人に贈呈しても僅か1万円の

  出費です。KEL が支出すべきです。当日の配布は、県外からの参加者有志が担当します。開催地のエス活動を

  支援できる唯一の行動です。

  1. 過去に中学校などを訪問して「エスペラント授業」などを実施した学校に対し、学校長へ招待状を出す。エス語普及講座の受講者へ大会案内を出す。

 〔理由〕 折角「エス語の種をまいた」のですから、水をやる行為が不足していることになります。

 

【特記】

 どんなことでもかまいませんので、皆さんから率直な意見・提案が発表されることを期待しています。過去には意見を言う場も、出された提案に意見を述べる場も、十分ではありませんでした。KEL を変えるのは、自分の意見を述べる会員です。以前「KELに加盟するメリットは何か」という大きな命題は、別テーマでみんなで意見を出しましょう。

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2014年作成。

 

【特記】〔今後の大会の充実を願って再掲載〕 

(第86回九州エスペラント大会報告書より抜粋し、一部字句を修正)

(大会資料及びプロトコーロ作成の大半を担当した反省と、今後の大会開催についての提言)。

 

(1)大会開催担当地方エス会で実務者が一人の場合開催すべきか再検討が必要。特に準備段階で不慮の事故など

   起きると、その後の準備ができなくなる。それまでの準備経緯が不明で、また資料の再作成も必要となる。

(2)年に1回開催する大会なので、2日間をもっと有効に使用出来ないか。連盟委員会は、事前にメールや文書

   送付で討議案件の意見を集めて一定の結論を出し、短時間 (例えば13-15時)に終了できないか。

(3)分科会は大会前日の午後から開催し、学習や研究のほかに、互いの活動状況交流の場も設定できる。宿泊所

   が大きなホテルの場合は、各部屋を15時以降は利用できる。

(4)過去のプログラムは1時間講演が主だったが、今回計画した40分講演(30分+片付けと次の講演準備10分)で

   も十分であり、むしろ緊張感が保てる。9~16時までに、最高6個のプログラムを実施できる。また、講

   演以外の種目(例えば歌や討論等)を入れて、午後の時間がダレるのを解消すべきだ。或いは午後は分科会

   にしても良いが部屋の確保が問題として残る。

(5)大会会場と宿泊所(ホテル)は同一ビルにすべきだ。貸会議室は借料が高く、事前準備の入室も出来ない。

(6)九州エスペラント連盟からの支援金の名目は会場使用料だと理解しているが、現在の支援金2万円では会場

   を一日借用できない。最低3万円は必要である。

(7)近年は高画質のデジカメを参加者が持参しているので、それを使用して記念写真を作成してはどうか。バソ

   コンでプリント(約300円)し配布出来る。ただし連盟保管用は写真館で良質プリントを作る。

(8)懇親会は単なる食事会になる傾向があるので改善が必要である。各地方エス会は、過去1年間の活動報告(A4

   サイズ1枚程度)を作成し、参加者へ配布し活動交流をすべきである。また事務局長は、連盟委員会の報告だ

   けでなく九州地域の各地方エス会の一年間の活動状況を把握し総括した資料を作成して配布すべきである。

 

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2018年作成。

 

少し遅れましたが、プロトコーロ作成について、私の意見を述べておきます。

1.第86回大会(佐賀で5月開催)のプロトコーロは、7月に作成しました。

  熊本エス会にも、KEL事務局にもあるはずですので、是非参考にしてください。

2.講演内容は要約でも良いと思います。出来るだけエス語で、エス語をを拾えなければ、日本語でも良いです。

3.大会プログラムとは別に、次の情報を記録として残しました。

(1) 大会を準備された人の名前をフルネーム(所属エス会名)で記述。

(2) 大会にのために準備した資料名。

(3) 収支記録表(会計報告)とは別に大会会計報告(所感)。

(4) 大会開催についての提案「今後の大会の充実を願って」。

  収録について一週間の余裕を持って各エス会に検討してもらいましたが、どこからも意見が出ず、プロトコー

  ロ作成が終わったのち、鵜木さんから「連盟委員会で検討すればよい」という理由で、収録不可の連絡が来ま

  した。残念ながら、これまでに連盟委員会で検討されたことはほとんどなく、みんなで考えるきっかけにする

  ため収録しました。

(5) 挨拶者、講演者および懇親会などのスナップ写真。

(6) Espero の和訳紹介。

4.その他。

(1) 大会直後に三kな社の意見を聞き(アンケートでも可能)「良かった点」「悪かった点」を出してもらえれば、

 それをベースに開催エス会で話し合い、その内容を率直に記録して是非プロトコーロにのせてください。

(2) 〔おねがい〕プロトコーロの最終ページに、大会記念写真(カラーではなくてパソコン印刷のモノクロでも可)

  を一枚加えてください。

 (以上です)

 

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2018年作成。

 

 エスペラント伝習所須恵の橋口成幸です。過去の大会参加経験をもとに、個人的なものですが、率直に意見を述べます。(すこし長くなります。)

 

1.大会開催について。

 北九州エス会のように、残念ながら月例会を開催していない場合は、KEL大会を開催するのは無理だと思います。しかし月例会がある宮崎エス会は、出来れば是非開催して欲しいと思います。

〔開催を望む根拠〕

 例えば、先の長崎大会時には、盛脇さんを含めて4名で準備をされていたと記憶しています。私が会場に着いたのは12時頃で、沢山の大会資料を綴じる準備作業をしていました。私はその手伝いをし、終わったのは13時頃でした。その直後盛脇さんは自宅の諫早まで、不足の資料を取りに車を飛ばして帰られました。

 長崎エス会員も高齢者です。地方エス会に大会運営を全部任せる時代は、ずっと以前に終わっています。開催地以外の参加者は、お客様感覚ではなく積極的に運営に参加すべきです。

 大会参加時間をすこし早めて資料つくりや会場準備に協力したり、大会当日プロジェクター接続や、展示テーブル準備、壁スイッチの操作など色々あります。

 大会終了後の整理も、長崎は4名でされていましたので私も手伝いました。帰る時間を30分遅くして協力することも必要ではないかと思います。

 私は福岡エス会の月例会に時々参加しますが、その中で前述のことを皆に話し、協力をお願いしました。

 

2.大会予算について。

(1) 大会運営費について。

 全て開催地のエス会が賄うのは、参加者が激減した現状では不可能です。KELからの大幅な運営費の援助が必要です。現在大会準備金(会場使用料)として2万円がKELから支給されていると思います。正確には覚えていませんが10年程前は1万円だったと記憶しています。その当時でも1万円で借用できる会議室はありません。増額提案で2万円になりましたが、3万円は必要と言いたいところです。

  1. 大きな問題は講師の招聘です。

 最低、旅費と宿泊費は差し上げるべきだと私は考えています。しかし現実はそう行きません。福岡エス会は、KEL会員に講師を依頼する取り組みもしましたし近い外国(韓国)から講師を呼び大会後の交流も計画しました。

 

3.大会行事・テーマの再考について。

(1) 小学校で英語教育が本格的に進められる路線が確定した昨今、エス語を教育現場に新しく持ち込むことは、至難のわざとなりました。(それでも私は挑戦を続けていますが。

(2) 以前7年間程大会開催地の中高校へ、大会開催日前日の学校への出張エス講座を提案。)エスペランティストが楽しむ大会にするのか、地域にエス語活動をひろめる大会にするのか考慮すべき時代に、随分前に入っていると私は考えています。

前者のためには日本大会参加を勧めますし、後者のためには地域に密着した活動の紹介を勧めます。

(3) 長崎大会での「キッズとのふれあい」は、エス語の世界を外部に報せる働きをしたと私は評価します。

 

4.小さな提案について。

(1)JEI発行のエス語紹介資料(100円)を大会会場で先着100名に贈呈する(費用1万円)。

(2)大会会場(後部エリア)で「小エス展」開催。展示は地方エス会所有の品やJEI等から借用。

(3)教育関係機関(学校など)へ大会開催案内情報を送る。

(4)上記(1)(2)を新聞やテレビ報道にかける。

 また当日は、開催地以外の参加者が展示や案内を担当。

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 私が必ず参加できるということではありませんが、以上を報告します。

 

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2024年作成。

 

 大会に関する資料を大会終了後に受領しましたが、その時点でプロトコーロを作成されるのかメールで質問しました。返事が無く今日に至りました。

 大会議事録は作成されないものと判断し、この資料を作成し報告することにしました。

 以前福岡で開催された九州大会のプロトコーロを武藤さん、松本さんと私の三人で数ヶ月かかって作成した苦労を思い出します。日数を要した理由は講演内容を出来るだけ詳細に文字に起して、大会に参加されなかった方にも伝えたいと考え、纏めようと努力したためでした。

 その後はできるだけネットでデータをもらえるように務めたと思います。

 開催地の皆さんは今回の資料作成大変だったことでしょう。もし一人の方が担当されたのなら、ご苦労さまでしたと、お礼を申し上げます。

 以前佐賀で開催の九州大会の議事録を私一人で作成しましたので、作業の大変さを理解しています。

 

 さて、今回の大会資料について、私がこのメモを作成し報告する理由をのべます。

1.大会議事路(プロトコーロ)の作成。

 大会議事録はエスペラント語の世界の公文書にあたるという事を皆さんに知って欲しいと思ったからです。この点をふまえて私の個人的な意見を述べるものです。違った意見をお持ちの方は、互いに意見交換をしてより良い資料の作成に努力したいと思います。またこれから大会を開催し資料を作成される方にも、こころにとめて頂きたいと願っています。

 私はKLEGの初級エスペラント講座(La teksto unua)を受講した後は、殆ど文通などをして独習でエス語になれてきましたので、エス語力は殆どありません。それでも海外文通で色々な文章に出会ったり、エス語普及用小冊子「橋渡しの言葉エスペラント」を作成するための勉強で、疑問点を調査したりして解決してきました。今回の私の報告内容で、変だと思われた方はどうぞご指摘ください。直接私へメールされるよりも、 kel-d に投稿してください。皆で知識を共有しましょう。

 大会議事録(報告書)をよりよい内容にするための行為だと、ご理解頂きまして、目を通して頂ければありがたく存じます。 またこれからプロトコーロを作成される予定がありましたら、少しでも参考にしてください。私が気が付いた点を順に書きます。

 

(1) 大会議事録は公式文書にあたるもので是非とも字上符つきの正しいエスペラント語文字を使用してください。今後エス語を続けられるなら是非「字上符作成のソフト」をパソコンにインストールしてください。このこと資料全ページについて考慮すべきです。

(2) 原稿を作成したら印刷刷る前に、必ず他の人が検閲してください。

(3) エスペラント語(以後エス語)の資料ですので、できればス語文を先

  に記述してください。

  1. S-ro Yasuo HORI -> S-ro HORI Jasuo。 La movado 誌も、ERAJ も 全て HORI Jasuo が使われています。本人が書いた文書や資料以外で、記述する場合は(今回の様に)、本人に確認するか、確認できなければ、通常使用されている記述を用います。

 

2.活動報告の提出。

 エスペラント伝習所須恵は毎年会場での配付チラシとして活動報告を提出してきました。今回も開催エスペラント会へ送りました。

 大会開催日の1週間ほど前に活動報告を提出するようにとの連絡を受けました。既に私が送付した後でしたし、和文/エス文の指示などは全く不明でした。

 このような大会に関する通知などは「kel-d」を使用してください。どの地方エス会にも漏れなく伝わります。また大会参加申し込み資料もエス伝習所須恵には届きませんでした。

 

3.最後に。

 固有名詞のエス語標記は、残念ながらエス語文法に沿って記述されていないものが多数あります。例えば地方エスペラント会の名称では、九州では次の通りです。

   Hukuoka Esperanto-Societo, Kurume E-Societo, Saga Esperanto-Societo,

   Nagasaki Esperanto-Klubo,  Yatsushiro (Jacuŝiro) Esperanto-Grupo,

   Kagoshima Esperanto-societo

 太宰府エス会と宇土エス会と有明エス会のエス語記述は大会資料にありません。

上記以外で、エス語記述として文法/書法に合っているのは、北九州エス会、熊本エス会、エス伝習所須恵の3エス会のみです。熊本エス会は、たしか10年程前に Kumamoto-Esperanto と streketo で繋いで解決しました。是非考えてみてください。

 日本国内で問題があるエス会もありますが、問題が無くてもエス文字のみを使用していないエス会もあります。JEIの運動年鑑のエス語記述を参考に、是非考えてみてください。  

 

 以前私はエス会のエス語記述について、どのような記述がエス語的には正しいのか、ERAJ で皆さんに質問しました。その結果多くのエス会が熊本エス会の様に streketo で繋ぐ方法で解決したようです。30年前はもっと問題のある記述が多かったように記憶しています。UEAの機関誌 Esperanto にこのような投稿がありました。

   奥さんがエス語学習を始めましたが、エス語文字で記述されていないものがあり「不満」を述べたという

   エスペランテイストからの投稿でした。

 これに関する情報を97回九洲エスペラント大会「参考資料」として提出します。 

 名前の記述も、自国で書くとおりの順序で書くのが正しいのだと私は考えています。日本人の場合ローマ字書きの場合は姓名の順で書こうと国からの指針が出されたと記憶しています。自国での発音に従って、エス語の文字をあてるのが良いのではないかと思っています。ぜひ皆さんも考えてみてください。

 

    (おわり)

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