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第97回九州エスペラント大会配布参考資料

編集者:エスペラント伝習所須恵

 

      固有名詞エスペラント語表記についてのERAJ での意見いろいろ

 

-----[1243] 山野敏夫 (2015/04/18 9:26) -----

YahooのTextreamの「エスペラント語とは」の4402に次のような投稿があります。

   中国の地名や人名をエスペラントで綴る場合、どうするかという問題があります。Wang Yiはエスペラントでもこのままで、例えばŬang Jiにはならないようです。Xi Jinpingはエスペラントではこのままでしょう。Ŝi Ĝinpingにせんのかという気もします。

   これに対し、どのようにエスペラントで表記するのがよいかの案も出されていますが、私がTextreamに意見を投稿するとエスペラントを知らない人が読むとエスペランチストにより考えが異なり不信感を持たれるかもわからないのでこの場で私の考えを書いておきます。

   ラテン文字表記(中国語ではピンイン)はエスペラント式に変える必要はないと思います。言語によってエスペラントにない発音もあり28文字で表現できるとは限りません。母音も5つとは限りません。

   日本以外でも固有名詞はエスペラント式がよく使われているのでしょうか?RO誌にはエスペラント以外に字上符の付いた固有名詞がよく出てきますが発音はわからなくてもこの方が正しく伝わると思います。日本の固有名詞は、ラテン文字を使う言語ではヘボン式が多いようです。従って辞書に載っているものを除いてヘボン式が望ましくエスペラント式で記載する場合は、括弧でヘボン式も併記するのが外国人のためには親切だと思います。

 

-----[1252] HONGOU (2015/04/19 10:58) -----

> Saluton, estimata s-ro 大塚穎三,  ヘボン式と英語とは関係ありません。

 

   ヘボン式はその出自からして英語と関係しています。| 幕末の1867年、来日していたアメリカ人ジェームス・カーティス・ヘボンが和英辞書『和英語林集成』を著し、この中で英語に準拠したローマ字を使用した。【ウィキペディア「ローマ字」より】

>  世界的に通用するのは Yokohama であり、Hiroshima です。世界的に通用するのは Tokyo であり Kyoto だというのもありますね。そして、世界的に通用するのは英語であってエスペラント語ではありません。エスペラント語を勉強したり使ってみたりするのは全くのナンセンスなのかも知れません。

 

-----[1245] 矢崎陽子(福島)(2015/04/18 11:12) -----

   山野さんのご意見を興味深く拝見ました。私たちのE会でも、固有名詞の表記が時々話題になりますが、エス文の中でもローマ字表記、特にヘボン式での表記を支持する人がほとんどでず。

   福島は、市内の案内板はすべてヘボン式で”Fukushima”と表記されていて、例えば訓令式だとHUKUSIMAなので、同一の地名と認識されない可能性があります。実際、私は、”Hukusima”を地図でさがしたが、とこにも見つからなかったと言われたことがあります。

 

-----[1250] 大塚穎三 (2015/04/19 8:32) -----

   固有名詞に関しては、エスペラント式を用いることには疑問を覚えます。横浜がJokohamo になったり、広島をHiros^imo としたりするのは、国際都市のイメージを消してしまいます。ヘボン式を遣うのは英語への屈服だと言う人がありますが、ヘボン式と英語とは関係ありません。 世界的に通用するのは Yokohama であり、Hiroshima です。大阪を Oosako としたり、神戸を Kobeo または Kobo としたりするのは全くナンセンスです。

 

-----[1251] 羽鳥康夫 (2015/04/19 9:20) -----

   フランス語ではロンドンをLondreと表記するのをご存じでしょうか?ロンドンは国際的に認知されていないから構わない?

 

-----[1254] 山野敏夫 (2015/04/19 14:39) -----

   Y やWは地名や人名で使ってよいことになっているのになぜ間違って読まれる可能性のある Jや見慣れないŬを使ってエスペラント式を使う必要があるのでしょうか?ウイキペディアで国や都市のEsperantoのページをいくつか調べましたがそのページに登場する固有名詞がすべてエスペラント式で記載されているのは日本だけです。

   イタリア語の発音ではChiba はキーバの発音になり、チバと発音する場合はCibaですが多くの言語のようにヘボン式のスペルです。

エスペラント式だとネットで検索するときに困ります。理想を重視するより実用的でなければ学ぶ人が増えないと思います。2020年オリンピックに向けて検討が必要です。

 

-----[1259] 原田英樹(岡山)(2015/04/19 21:05) -----

   大塚さん、荒井さん、

岡山エスペラント会は、設立当時(大正年間でしょうが)は、Okajama Esperanto-Societo と称していたようです。現在では、エスペラント表記は Okayama Esoeranto-Societo としています。

   エスペラント世界大会など開催されて、世界のエスペランチストに知れ渡った都市のエスペラント綴りは真っ当なことと思います。例えば、Florenco, Bonaero, Lillo などしかりです。なお、Jarlibro では、開催都市名は現地名で、Firence, Buenos Aires, Lille と記載されています。Okayama も世界のエスペランチストに認められて Okajamo として知られるようになりたいです。

 

-----[1260] おしおかm (2015/04/19 22:05) -----

   誤解がありますのでひとこと。私は地名を個人的な好みで Hirosima と表記しますが、相手が権力をもって要求する場合、通じなければ私が困る場合、Hiroshima も使います。Hirosximo は カタカナで「ヒロシマ」と書くときの訳、被爆地広島という意味の表記で、社会一般が実用、使い分けている表記のエスペラント訳ですから、ヘボン式か訓令式かという話の中の例としては不適当です。

 

-----[1261] HOS^IDA Acus^i (2015/04/20 3:37) -----

   エスペラントの綴りはそのまま発音符号になっていますからエスぺランチストには固有名詞はエスペラント式を使っています。英語で文通していた時は向こうにわかり易そうなヘボン式でした。正しく(原語に近く)発音してほしいからです。一般に通用している別の綴りがあるときはそれも参考に(カッコに入れて)付記することもあります。このやり方で苦情を受けたことはありません。

 

-----[1262] 綿貫 (2015/04/20 3:55) -----

   少なくとも3種類の表記方法があり、皆さん、それなりの主張があるので、いくら議論しても結論は出ません。ただ、こういう議論をしているのは、日本のエスペランティストだけではないかという気がします。日本的寛容主義の延長ですね。第一、日本語そのものに正書法が存在しないのですから。

 

-----[1263] 山野敏夫 (2015/04/20 9:36) -----

   UKの参加者名簿のJapanio のところは人によって方式が異なっています。エスペランチストが自分の名前に好きな方式を使われても他の人にとって不便なのは名簿の順序が異なる程度ですが問題は地名の場合です。

   例えばYahooやGoogleでOkajamaで検索で検索するとOkajimaで検索されます。Okajamaで再検索をクリックするとOkajamaで検索できるのでエスペラントのページに絞りこむ場合には便利かもわかりませんがエスペラントのページが存在しなかったり希望する情報が得られるとは限りません。

   ヘボン式だとヒットした自分の理解できる言語で調べることができるかもしれません。なおOkajamaではエスペラント以外の言語のページもヒットします。

 

-----[1264] おしおかm (2015/04/20 11:18) -----

   誰かが「これ!」と宣言したら、ことが解決しそうに見えますけど、そうはいかないという雰囲気が、なにか幸せですね、私には。

   テーマは、エスペランチストたちがエスペラントが生きている言語だということを自分の生活現場で使って、「通用している」という結果によって明らかです。「エスペラント式表記は阿呆や」という「常識」を葬ることができる。 それまでは、当面、ヘボン式も訓令式も適当に私は使います。

 

-----[1265] 間宮緑 (2015/04/20 11:55) -----

    ローマ字の表記方法について悩ましいところですね。僕もよく悩みます。地名や人名を、訓令式にするのかヘボン式にするのか。駅名の表示なんかだと訓令式とヘボン式がまじってますしね。

ヘボン式なのに長音記号の^が付いていたり。

   いま僕は RITE というエスペラントを教える人のための講習を edukado.net で受けていて、その中に、教材を作るという課題があります。

   人名の入ったエスペラントの例文を作ったさいに、僕はいろんな文化圏から名前を引用したのですが、人名表記についてはエスペラント方式で書くようにと担当講師のカタリン・コバッチさんから指摘されました。ご存じのとおり言語によってアルファベットもまちまちですし、同じ綴りでも読み方が違ったりしますから、とにかく元の音に近いかたちで読めるように、とエスペラント方式を採用しているのだと思います。読む人はエスペラント話者ですからね。

   それで「ギョエテとは俺のことかとゲーテいい」という地口川柳を思い出しました。こうした問題は 漢字仮名交じり→アルファベット に特有のものではなくてアルファベット→カタカナ表記 でも起きることなんじゃないでしょうか。

   ジュリエットの相手もロミオなのかロメオなのか、詩人の名前もシラーなのかシルレルなのか、サフォーもサッフォーだとかサッポーだとか。『チボの狂宴』のノーベル賞作家についても、バルガス=リョサといったりバルガス=ジョサといったりしていました。

   上述の講師のカタリン・コバッチさんも、コバチさんかもしれないしコバッツさんかもしれません。

また、名前の書き方について、僕はハンガリー人の名前にちょっとまごつきます。数学者で大道芸人のピーター・フランクルさんという方をご存じでしょうか、よくテレビにも出演なさいますが、本名はフランクル・ペーテルさんというそうです。

   僕も詳しくはありませんが、ハンガリー人の人名は一般的に名字が先で、名前が後という順序だと思います。ハンガリーの小説家でエステルハージ・ペーテルという人がいますが、やはりペーテルが名前です。ところがハンガリーの哲学者ルカーチ・ジェルジは、反対にジェルジ・ルカーチとも表記されています。

  日本人の姓名がひっくりかえったりするのと同じですね。TEJOのベロニカ・ポールさんも、本来はポール・ベロニカさんです(以前、本人にききました)。

 

   話を戻すと、ヘボン式、訓令式どちらを採用するか、前の投稿でおしおかさんもおっしゃっていますが、どちらが正しいと決めることは難しいと思います。残った方はまちがいだということになると思うので。僕は御殿場という町で米を作っていますが、駅には Gotemba(ヘボン式)と書いてありますが、町なかやネット上では Gotenba(訓令式)も通用しています。

アルファベット上、n でも m でも構わない、というのが「ゴテンバ」という地名なんでしょうか、そうだとしたらやはり一概にこっちが正しくてこっちが邪道である、とはいえない気がします。

 

-----[1266] 石川尚志 (2015/04/20 12:10) -----

   言語は変化するものであり、慣用による部分がおおきいです。慣用部分の小さいのがエスペラントでしょう。それでも、固有名詞などは、民族性やアイデンティティーが絡んできますから、100%ルール化はできません。

   日本語は、語尾が母音で終わるのが原則ですから、固有名詞でも、エスペラント化して、名詞語尾 -o をつけると無理が生じます。 長崎も長坂も、 Nagasako、  大阪も大迫も、 Osako、  津は Co?

   日本語のローマ字表記は、言語学的には日本式(訓令式)が優れている、と決着がついていると理解しています。ヘボン式が使われるのは、明治時代にヘボンが提唱した歴史があり、進駐軍が地名表示の使用を強制し、英米追従の日本人が多用したというだけに過ぎないのでは。

 

-----[1268] 田平正子 (2015/04/20 13:09) -----

   間宮緑さん

> また、名前の書き方について、僕はハンガリー人の名前にちょっとまごつきます。数学者で大道芸人のピーター・フランクルさんという方をご存じでしょうか、よくテレビにも出演なさいますが、本名はフランクル・ペーテルさんというそうです。

   ご本人から直接聞きましたが、日本では欧米人は姓・名でなく、名・姓が当たり前だと誤解される事が多く、それに英語式発音で呼ばれることも多いので、やむをえず「フランクル・ペーテル」を「ピーター・フランクル」と名乗っているそうです。またエスぺランティストのGabor Markus さんも敢えて Markus Gabor と名乗ることがあります。

   姓・名か名・姓かをわかってもらうための一つの方法として、姓を大文字で書く、という手もありますね。私は親しい人には姓なしの Masako ですが、よく知らない人にはTAHIRA Masako と書きます。それでも姓・名式が世の中にある、ということを全く知らない人は、s-ino TAHIRAでなくてs-ino Masako と書くことがあります。世界エスペラント協会ではわかっていて中国、韓国、日本人の名前は姓・名で書きます。

 

-----[1269] 大石 陽 (八王子市) (2015/04/20 13:11) -----

   私はエスペラントの綴りはそのまま発音符号になっていますからエスぺランチストには固有名詞はエスペラント式を使っています。それに、日本の地名なら、日本文字表記を添えます。例えば、 おぎ(荻)、おぎ(小木)、おぎ(尾木)、おぎ(小城)などのように。

   外国の地名も、現地表記を添えます。その際できるだけ現地文字を使います。世界中のエスペランティストがそうしてくれることを願っています。

 

-----[1273] 野村忠綱 (2015/04/20 14:01) -----

    固有名詞の表記はエスぺランチストはエスペラント式にすべきです。ヘボン式では一音一字、一字一音の原則が守られないからです。他の表記形式が一般的だからという権力的な言説には同意しかねます。エスペラントは一般的だというだけで運動を進めているわけではありません。

   確かに多くの方が例示されているように、日本語の固有名詞をエスペラント式で表示すると不便や時によると摩擦が生ずるでしょう。それは工夫によって乗り越えるか、努力によって排除するしかありません。神戸をKobeo, 横浜をJokohamo, 岡山をOkajamo, 広島をHiro

 

-----[1274] 山野敏夫 (2015/04/20 15:14) -----

   エスペランチストの名前の表記はエスペランチストにわかればよいのでご本人が決められたらよいのですが、本人以外が違う表記を使われる場合があります。 ご本人が使われている表記でないと別人のように思われます。

   例えばエスペラント大会の出演者名やJEIの評議員選挙の候補者名など地名に関しては地図で調べられるような配慮が必要です。ヘボン式=英語とは限りません。他言語版のラテン文字の言語でEsperanto 以外の都市名は一部を除きヘボン式です。

 

-----[1275] エス伝習所須恵の橋口です。(2015/04/20 15:24) -----

   私の考えは、たぶん大石 陽氏と同じだと思います。エス語の文章では、全てエス文字による記述が良いと考えるからです。

   ある国の固有名詞は、その国のひとの標準てきな発音に合ったエス文字で書くということです。必要ならばその直後に(ローマ字表記)を追加するのがよいと考えます。

   固有名詞も名詞なので、エス語の規則では、最後は「o」になるのだと言われる人います。有名都市の書き方は最後が「o」で、無名な私の町「須恵」は Suo にならないという説明は、「言葉の上での、ある意味での差別」とも取られかねません。Zamenhof の願いは、全人類の差別のない言葉の平等使用ではなかったかと思います。

   これまでに2度、私はこのERAJで、「なぜ Zamenhof は Zamenhofo としなかったのか」テーマにしましたが、誰からも教えてもらえませんでした。また、Zamenhof の最後の文字「f」は、本来「v」 だったとか、何かで読んだことがあります。「なぜ Zamenhof」の綴りになったかも、教えてもらえませんでした。Zamenhofo としなかったのは、Zamenhof の失敗のひとつだと言われる人もいます。

   TAHIRA さんの記述にもありますように、姓名の区別がわかる書き方をすれば、どの国の人も理解できると思います。色々な外国人と文通経験で分かったことは、日本人には通常ない「家系の名称、洗礼の名」などあり、個人名を含めると5~6個も 並んでいたりします。

   ヘボン式とか、訓令式とか言うのは、日本語である位置で議論されていることだと思います。エス語はエス語である位置で考えるべきだと思います。つまり、固有名詞を、全てのエスペランチストが、エス文字で書けば、みんな理解できるというのが、「一字一音」の最大の利点だと考えます。

   Zamenhof が Zamenhov と書かれていたら、私は「ザメンホブ」と発音するでしょう。

   UEA の最近の「esperanto」誌には、エス語学習を始めた奥さんの苦情を投稿した人がいました。「なぜ、エス語の発音どおりに、固有名詞が書かれていないのか」という内容でした。

   最近出版された堀泰雄氏の「震災の記憶」では、殆どの地名がエス文字で書かれています。私にとっては勿論のこと、特に外国人エスペランチストにとっては、最高の資料となりました。長くなりますので、書くのを終わりにしますが、「エス語の世界では、エス文字で書けば、全て解決する」と私は簡単に考えて、そのような努力してきましたし、これからも努力していきたいと考えています。

   「Jarlibro が全てエス文字で記述されなければ、エス語の世界は厳しい」という趣旨の文章を残された福田正男氏の言葉の意味を、もっとしっかり受け止めて欲しいと願っています。

 

-----[1276] 山野敏夫 (2015/04/20 16:25) -----

   一字一音を重視するため中国語のngにし対しn^ を使うのがよいという提案がYahoo Textreamの 4403にありますが、まずユニコードにない文字は使えませんしエスペラントの改造になります。

   どの国の固有名詞もエスペラント方式で表記できればよいのですが実際は無理なので日本人だけがエスペラント式で表記しても字上符文字が含まれていないと外国のエスペラントストがエスペラント式だと気づいてもらえるかどうかわかりません。 固有名詞の表記がスペラント式になってもエスペラントの普及に結びつくかは疑問です。 むしろ逆効果になるかもわかりません。固有名詞をエスペラント化する場合は限度がありますし辞書も必要になります。

 

-----[1277] イシュトクさちこ (2015/04/20 19:23) -----

   同感!Saĉjko

   (この表記に「なんじゃこれ?」と言う反応があったことを覚えています。そんな表記あり得ない、と言うような反応も。それは日本のエスペラントだけで、カナダのエスペランチストからはお陰で正しいアクセントで呼ばれています。「さチーこ」と呼ばれたくない。)

 

-----[1278] イシュトクさちこ (2015/04/20 19:29) -----

   私の名前もハンガリー語です。そのため、英語式発音の日本人には「イストク」と発音されるので、敢えて「イシュトク」と書くようになりました。英語人間もそう発音しますが無視です。長い間には覚えてくれる人も居ますし、親しくない人にはどう発音されてもあまり気になりませんから。

   姓、名、の順番も、英語の場合は、英語の習慣に従いますが、日本語やハンガリー語の時は逆で、日本語での私の署名は「イシュトクさちこ」です。ハンガリー語ではカードにサインする位のものですが「Szacsiko」です。(ハンガリー語のアルファベットには2文字一組で1文字 (例えばcs, zs, gy, lyなど) とされる文字も有りややこしいし覚え辛いです。)

   姓を大文字で書くのは親切と思います。しらない言語の場合は特に分かりにくいですから。日本語の地名には日本語を読めても読めないものがあるし、発音と共に括弧に入れて漢字も添えて有れば良いなと思います。最近のWikiにはそう言う解説のあるページもあり、フムフムと感じているので、、

 

-----[1281] Sato Riu (2015/04/21 16:18) -----

   こんにちは。カタリン・コヴァッチュ博士は、ご自身の名前を Katalin Kováts と綴られています。発音は「コバツ」や「コバッチ」などよりも、(少なくとも日本人である私には)「コヴァッチュ」がもっとも近く感じられます。もしエスペラント式にするなら、Kovaĉ、もし語尾を-oにするなら Katalino Kovaĉo のように綴ったはずだと思いますが、そうされてはいません。

   もし私たちがモルドヴァに旅行に行き、現地のエスペランティストに「la stacio Norda Kiŝinevo に来てくれ」指示されていたとします。案内板には「Chişinău Gara de Nord」と書いてあるので、困るだろうと思います。現地の電話帳でも同じ目に遭うでしょう。

   エスペラント式に綴るのは発音の利便性のためですが、ヘボン式で綴るのもまた、地図や案内板で駅名を探す際の利便性のためです。全ての利便性を満たす方式があらわれるまで、私たちの悩みは続きそうです。

 

-----[1282] 野村忠綱 (2015/04/22 13:56) -----

   エスペラントつづりを書いて、カッコ書きで現地綴りを付記するという不便を忍びながらエスペラントの普及に努力しましょう。私は宇土のエスペラント綴りとしてUtooを使うことにします。

 

-----[1312] Nakai (2015/04/27 13:15) -----

   Preskaux 10 jaroj antauxe, mi partoprenas Uk en Svedio. Lokejo de la UK estas "Gotenburgo" Gia reala nomo estas "Yotebori" Kia sxangxo!! Cxu iu ajn skrias Tokio->Tokyo?

 

-----[1313] Renato (2015/04/27 16:00) -----

   Nakai Cuneo skribis:  Cxu iu ajn skrias Tokio->Tokyo? Kelkaj (tre malmultaj) konsilas skribi 'Tokjo'. Vidu en ...

 

-----[1319] Saĉjko Iŝtok (2015/04/29 4:20) -----

   Mi ne kontraŭas al ĉi ideo (de Nakai Cuneo), ĉar estas samideo de mia nomo "Saĉjko". Tamen mi akordus kun plimulto.

 

-----[1321] 山野敏夫 (2015/04/29 9:07) -----

   中国語のng とは次のような例です。例えば中国語のローマ字表記では例えば習近平はXi Jinpingでシー・チンピンと発音するようです。

   中国の地名や人名をエスペラントで綴る場合、どうするかという問題があります。Wang Yiはエスペラントでもこのままで、例えばŬang Jiにはならないようです。

   Xi Jinpingはエスペラントではこのままでしょう。 Ŝi Ĝinpingにせんのかという気もします。

   Xi Jinpingはロシア語でСи Цзиньпинになるので、これをエスペラント式に転写するとSi Czin'pinになります。

   そもそもエスペラントは1字1音と言いながら[ŋ]音がないのでngという2文字で綴るしかないようです。北京(Peking、Beijing)はPekinoになりますし。エスペラントの文字体系ならnの上にčやŝのようなΛの記号をつけるのが自然でしょう。

   これに対し次のような返信がありました。(投稿者はERAJの会員)外来語などで需要が多くなれば、当然、対応策をとるべきですね。エスペラントの正字法を変えて、混同が起こる変更は、避けるべきです。しかし「エスペラントにない音」の表記には、当然、近似したエス字で代理しきれなければ、その字にプラスアルファ(エスの「^」とか、日本語の「濁音記号」「半濁音記号」とか)を付加して、表現しなければなりません。

   その手法が、「需要が多くて・分かりやすければ」、やがてエス界全般に、認知・普及するでしょう。[ŋ]音の表現候補としては、1)ng  ...「ング」と誤読される恐れが、常にある。

2)n^ ...「はてな」と思うが、誤読の恐れはない。

3)n゛... 濁点は日本固有の記号なので、面白いが世界で印刷しやすいかな?

4)n°... 半濁点は日本固有の記号なので、面白いが世界で印刷しやすいかな?

5)その他(nh、nx など)・・・やはり「はてな」と。

   strangaな外来語表現には、近似表現で対応するのが国際語エスペラントの取る基本姿勢です。それでカバーできない範囲までにきたら、なるべく既存のエス記号を活用して、最小限の説明でまかなう; その視点でいうと、2)がダントツに優れた候補だと思います。

 

(エスペランチストでない方の投稿)

音素としての /ŋ/ が無いだけで、異音としての [ŋ] はありまんねんやろ?

エスペラントでは、隔音記号は使いまへんのか?

以下は私の意見です。

日本の地名 / Japanaj loknomoj   http://www.vastalto.com/nun/?p=26 ここではWに対してVが使われています。Google の翻訳で正しい漢字に変換された地名はごく一部です。

 

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Mi faris tiun ĉi dokumenton por monata kunsido de Hukuoka Esperanto-Societo (HES)

   2015-06-28 : Eltirita diskuto el ERAJ-diskuto. 

   HAŜIGUĈI Ŝigejuki (HASHIGUCHI Shigeyuki)

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